『リズと青い鳥』を見て。
※私は『響け! ユーフォニアム』をまだ見ていませんのでこれから見る人間です。
何から書けばいいんだかほんとわかんないですが、タイトル通り『リズと青い鳥』を劇場で見ましたので感想兼ダイマです。
尊い。
その一言に尽きる。
まず俺の語彙力ではこの素晴らしさを表現出来ないから、取り敢えず劇場に行って下さい。
劇場から出て帰り道の間は、もうね、あの世界にいつまでも浸っていたくて耳栓をしてる、
それくらい最高でした。
生まれて初めて女の子になりたいと思ったね。
人生やり直したい。
女の子になって吹奏楽部に入りたい。
んでのぞみとみぞれみたいな二人をずっと眺めていたい。
まぁ戯言はさておき、私に出来ることはblogでのダイマとグッズを買うことくらいなので
グッズを買い込みました。そして買い込みます。
響け!ユーフォニアムも見ないといかんですね。
それを見てからもっぺん見たい。でなきゃ片手落ちだ。
取り敢えず、劇場で見るべき。ほんと、でかい音で楽しんできてほしい。やばい。
何度か演奏するシーンがあるけど、あの空間にいる気がする。ていうかあの空間に存在する空気になってた。マジで。
はーーーーーやべえ。もっかい見たい。
さて、細かい話。ここからはネタバレガンガンですのでご注意下さい。
さて、この映画は "リズと青い鳥" という作中で登場する絵本が軸になりながら展開していくストーリーです。
カンの良い方はすぐにお気づきになるかもしれませんが、キービジュアルの二人のストーリーが絵本になぞらえて進んでいきます。
この二人ですね。
向かって左側が活発で明るく、友達も多く後輩に慕われる、希美。
内気で友達もほとんどおらず、自分の意思も表現せず、一見不思議ちゃんな、みぞれ。
映画『リズと青い鳥』は、この二人の物語です。
上でも述べました、絵本 "リズと青い鳥" について触れます。
一人で慎ましく暮らしている少女、リズとそこにある日訪れた青い鳥(作中では青髪の少女)と出会い、幸せな暮らしを送りますが、やがてリズは青い鳥を閉じ込めてしまっていた自分に気付き、青い鳥を青空へと逃がしてしまう、そんな別れまでを描いています。
この、リズと青い鳥が、希美とみぞれに重なるように描かれるわけです。
最初は、
リズ=みぞれ
青い鳥=希美
といったように描かれます。事実、彼女達自身も映画の中ではそのように重ねていたという主旨の台詞があります。
ですが、やがてその関係は逆転していき、希美に依存しているようであったみぞれは、そのある種一方的な関係から脱却していき、成長していくわけです。
ちょっと余談です。飛ばしてもらっても構いません。
その事に気づくシーンの演出は、ちょっとくどいかも、と思いました。
でも、見方を変えれば分かりやすくて良いともいえます。
というのも、百合を描いたアニメや漫画が増えつつある中で、今までよりもライトなファン層も劇場には来てたんじゃないかと思います。そんな中では、こういった分かりやすい演出も有効なのかと。
(2つ隣の席の男性は、一緒に来てた友達に「ガッツリ寝てたわw」なんていってました。そんな人もいるくらいでした)
さて閑話休題。
百合の一般受けみたいな話はどうでもよくて、
上でもちょっと触れましたが、この作品が本当に尊いのは、
「みぞれの成長」と「のぞみぞ」です。
この二つの要素が、単なる女の子がイチャイチャするだけのアニメから、この作品をワンランク上の映画へと押し上げています。
そういった百合以外の見方もできるという意味では、
「ちょっと百合に興味あるんだけどなぁ」
「いきなりディープなのはちょっと…」
という方に対する百合入門にも良いのでは無いかと思っております。
この作品は上記の2つの要素が非常にうまく融合しているんです。
一人では自分の意見も言えず、進路という大きな決断さえも出来なかったみぞれが、自らの意思で一人で歩き出せるようになる。
大好きのハグのあと、二人がそれぞれ練習と勉強に向かうシーンは非常に象徴的でしたね。
他にも、オーボエのパートメンバーとの交流や、先生とコミュニケーションを取りながらの練習など、後半になるにつれてそういったシーンが随所に散りばめられていました。
一人では何の意思の発露もなく、流されるままに一人で水槽のフグにエサをやっていたあのみぞれが、です。
はーーーーー尊い。最早親の気持ちです。ほんと最高。良かったねみぞれ……
これがみぞれの成長です。
しっかし!この作品はそれだけじゃあないんです!
良くある悲恋モノのように、二人はそれぞれの道を歩き出す…二人はお互いを思いながらも別々の道……
なんてことはなく!!!!なく!!!!!!(悲恋もそれはそれで大いにアリなんですけど)
絵本の結末とは異なり、二人はそれからも一緒に帰ったりしちゃってるわけですよ。放課後デートですよ。
ここは是非見てほしいんで敢えて詳細省きますが、ハッピーアイスクリームです。ほんと最高。
このシーン、二人の仲の良さ、一つ壁を越えた二人の関係が見えて本当に最高なんですが、みぞれが自発的に自分のやりたいことを主張するシーンでもあるんです。(多分初めて?)
つまり、「のぞみぞれ」と「みぞれの成長」、この二つが素晴らしく見事に表現されたシーンですね。はい。
大好きのハグもほんとやばかった。あんなん見せられたら死ぬって。
ここからは幾つかの皆さんにお伝えしたいポイントを何点か。
■個人的な萌えポイント
・のぞみの仕草
歩き方、スカートの翻り方、歩く姿勢、表情、上靴を履いた足先、手、指、腕組み………
のぞみは、すごく明るくて友達も多い、いわゆる人気者タイプの娘なんですが、実は内に色んな複雑な想いを抱えている。
そして表からは分かりやすく人気者、フルートのエースといったように見えてしまい、それがなかなか言えない。
それをいろーーーーんな細かい仕草で表現されてましたね。最高。ここは是非見てほしい。
・夏紀×優子、久美子×麗奈、葉月×緑輝
あまり深堀して描写はされていませんでしたが、
夏紀達はいわゆる腐れ縁系CPで、主人公の二人は王道っぽいCPでした。(言い訳がましいですが、ユーフォニアム未見なので細かい違いは許してください……)
夏紀たちの登場シーンや、練習スケジュール組みのシーンから、よーくその様子が見てとれます。
主人公たちも、二人で描かれているシーンはあまりありませんが、とても仲良く楽しそうにしてましたね。最高。
葉月たちも描写は少なめでしたが、彼女らの会話が無ければ最後のハッピーアイスクリームはなかったと思うと、超重要ですね。
・音楽
BGMがほんと良かった。是非サントラと、楽譜も発売してほしいですね。
なんかこう、前半と後半での曲の違いとか、フルートとオーボエがまるで語り合ってるみたいですねみたいな感じのことが書きたいけど書けないのが悔しい。
人生やり直したい。
・優しい世界観
いや、こうも悪人のいない映画って久々でした。
孤立しがちなみぞれに対する陰口とかいじめとか出てきたらどうしようとかハラハラしてましたが、
全くそんなこともなく。オーボエパートの後輩ほんまいい娘達やで………
どの娘たちも非常に仲が良く、彼女達がお菓子をつまみながら喋っているだけで幸せでした。
・作画
安定の京アニ。神ですね。
最近の京アニ見てないんでアレですが、女の子たちのスカートの丈や頭身、スタイルが非常にそれっぽくて良かったです。
やたらおっぱい大きかったりパンチラがあったり、それはそれで好きですがこの作品には全く不要な要素かと。
・声優
安定のクオリティでした。どの方も非常に素晴らしい演技だったかと思います。
個人的には、
「みぞれのオーボエが好き」
が最高でしたね。
結論:見ろ。
BD買わなきゃ。
如月千早というアイドルについて。
この記事はジョンベベベントの16日目の記事です
急遽予定変更してお送りしております。
なんも面白いこと書けなさそうだったからな
前日はegoshia54氏のシンデレラガールズにおける担当の紹介 - 灰被りの雑記帳でした。
良ダイマ過ぎてやべえ。愛が溢れてますね。
この記事の後にダイマ書くのか…震えてますね。逆に私の後の方はご安心ください。
ハードル下がってますので。
■ 如月千早というアイドルについて(ざっくり)
いきなり主語がデカい。
というのは置いといて、皆さんは如月千早というアイドルをご存知でしょうか?
最近はミリシタのおかげもあってか、モバマスから入ったPもミリオンの面々と接する機会も増えていることと思います。
如月千早はいわゆる先輩組とでもいいましょうか、
アケマスの頃からIDOL M@STERというコンテンツに登場し続けているアイドルです。
まぁ昔からいるよってことです。詳しくは各自調べてください。
後列右端でこっちを振り向いてるのが千早です。デザインはあんまり変わってないですね。
基本すぺっく(ニコ百より転載)
如月千早とは (キサラギチハヤとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
こんな感じの娘です。可愛い。
■ 如月千早というアイドルについて(結構前)
如月千早というアイドルはとにかくめんどくさい。
箱マスでの彼女のプロデュースはとにかく大変でした。
もちろん、彼女の不幸な過去とそれに起因する家庭環境が背景にはあるのですが、
それを差し引いても彼女のプロデュースは過酷を極めました。
(実際私は挫折しました)
朝出社して初めての挨拶にあれほど緊張感を得たことは未だかつてありません。
ふつーの挨拶でキレられる。テンションが下がる。
オーディション前に励ましてやっぱりキレられる。
まぁとにかく些細なことでテンションが下がり、プロデューサーを口撃してくる。
誰が呼んだか狂犬。アイドルにつける渾名かそれが。
とはいえ、そんな千早もやがて心を開いてくれます。
そのプロセスがたまらない。基本的にはやっぱり可愛いんです。
事務所が最大サイズになる頃にはこんな感じに。
狂犬だなんだ言いましたが、やっぱり千早可愛い。
■ 如月千早というアイドルについて(ちょっと昔)
アニマスの話をします。
実は私、アニマスからアイマスに入りました。そこで何となく気になったのが、如月千早でした。
この作品の中でまず千早は、箱マス同様、「歌さえあればいい」というスタンスを持つキャラクターとして描かれます。
歌の仕事を欲しがり、屋上で一人歌う千早。
最低限の荷物しか持たず、全く生活感の無い部屋で暮らす千早。
ただひたすらに歌に執着し、レッスンに打ち込む千早。
アニマスのEDでは、その話の中心となったアイドルの日常シーンのようなカットが流れていきますが、そこで描かれている千早の生活はかなり殺伐というか荒涼としていました。とても16歳の女子の生活風景とは思えない。
すごく印象に残っているワンカット。
ネタバレのため詳細は避けますが、千早はここから変わっていきます。
それは、765プロの皆、とりわけ天海春香との絆によるものと考えています。
過去のトラウマへ正面から立ち向かい、それを乗り越えていく。
とにかくアニマスの20話、21話を見ろ。そして泣け。
実際に見て感動して欲しいので画像は敢えて貼りません。見ろ。
■ 如月千早というアイドルについて(最近)
さて、アニマス、ムビマスと成長を続けてきた千早。
過去のトラウマをすっかり乗り越えて、人間としても、アイドルとしても、1つ上のステージへと進んでいきました。
ちょっと余談ですが、私自身、千早と一緒に成長してきたような気さえしています。千早が頑張ってるのに負けてらんねぇって思った記憶があります。
そんな千早がこれ。
はい死んだ。
もうね、なんて楽しそうに”アイドルしてる”んだと。お前ハートマーク作っちゃってノリノリやないかと。もうダメ。可愛すぎる。
他にも、
はい死んだ(2回目)
後ろ見てください後ろ。事務所のみんながいます。最高かよ。尊い。
Just be myself!!を聴け。
そしてこれ。上2つはグリマスからでしたがこちらはミリシタから。
違う方向でめんどくさくなっちゃったやつだこれ。
あんなに歌に対してストイックであり頑なであった千早が、後輩とこんな風にコミュニケーションを取れるようになるなんて、思いもしなかった。
本当に成長したなぁ。
■如月千早というアイドルについて。
大きく成長し、新しい顔を見せ始めた千早。キャラクターとしても描かれ方が大きく変わってきました。
そんな中、千早Pを辞めてしまう方をちらほら見かけました。
私のように狭いコミュニティにしかいない人間でも、数名見かけるくらいですから、Twitterとかで広いコミュニティに参加している方はもっと見かけているのではないでしょうか。
まぁそれはともかく。
辞める理由を聴いてみると、「千早はもう大丈夫かなって」。
?
別に誰が誰のプロデュースをしようとそれは本人の好き好きです。他人が口を出すことじゃないのは重々承知しています。
でも、それは違うんじゃないかなって私は思います。
千早は今、ようやく「普通」になりました。今までが異常だっただけです。
だからこれから、普通の16歳の女の子として、アイドルとして、他の人達とぶつかり、悩み、苦労していくでしょう。
それは千早の今までの経験とは全く異質なものであり、未経験のものなのです。
その時に、一緒に苦労してあげたい。見守りつつそっと支えてあげたい。
千早が壁を乗り越えるところを見届けたい。
どんな千早であっても、千早のプロデューサーでありたい。
私はそう思います。
如月千早をよろしくお願い致します。
■最後に
如月千早についてもっと知りたくなって頂けましたか?
そんな方はぜひCDを手にとってみてください。
明日は我らがsu_rususuくん。
皆さんにもVOICEROIDを知ってほしい事を誕生日だから書くとのこと。
楽しみですね。私みたいに日付が変わるギリギリになったりしないことを祈ります。
(現在時刻23:32)